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2022.11.29

INTERVIEW

「いつか博物館を建てたい」CEOオーディションに挑戦した若き挑戦者・青柳勇輝さんの想い

「いつか博物館を建てたい」CEOオーディションに挑戦した若き挑戦者・青柳勇輝さんの想い

いつか博物館を建てたいという青柳 勇輝さん。「自分はまだまだ未熟者で、夢を叶えるためには経営経験者が必要だと思う」と話す彼は、夢の実現に向けて脱サラし、第1回CEOオーディションへのエントリーを決めた。今回は、CEOオーディションに参加した経緯と共にお話しいただいた。

青柳 勇輝氏

高校3年生のときに、学校祭を盛り上げる「ロゴ企画」を立案。大学4年時には、大学ミスターコンテストで優勝。大学卒業後に冠婚葬祭事業を手がける会社に入社し、営業所長を務め月間目標を5回達成。学生時代からの夢を実現すべく退職。現在は、職業訓練校で電子回路やプログラミングについて学習しながら、独学で動画編集スキルを学んでいる。

子どもの知的好奇心を育む場所を作りたい

「人生で叶えたい一番大きな夢は、博物館を建てることです。博物館の建設・運営には、100億円近いコストがかかるため、夢を実現するためには段階的な経営経験が必要だと考えました」

青柳さんが博物館を建てたいと思うようになったのは、大学4年生の就職活動のとき。

「大学を卒業したら多くの人が会社に就職します。せっかくなら、自分の得意や好きなことに携わりながら社会貢献できるのが理想だと思います。しかし実際は、やりたいことを見つけられずにいる人がほとんどです」

青柳氏もやりたいことを見つけられず、就職活動のときは苦労したという。そんなときに思いついたのが、博物館を建てることだった。博物館といっても、多くの人がイメージする場所とは少し違う。

「私が建てたいのは、趣味や習い事、職業体験ができるような博物館。幼い頃から自然や歴史、文化に触れ知的好奇心を育むことで、現代人が抱える『やりたいことが見つからない』という悩みを解決できるかもしれないと思いました」

大学卒業後は一般企業に就職したが、博物館を建てるという夢を諦めきれずにいた。

「言葉ではうまく説明できない衝動に突き動かされて脱サラしました。自分の人生を変えるのは今しかない! と思ったんです」

現在は、家賃月2万円の一軒家で暮らしながらアルバイトで生計を立てている。

青柳氏がCEOオーディションにエントリーしたきっかけ

後ろ盾もない状態でどうやって博物館を建てればよいのだろうか。そもそも何から手を付ければよいかわからない。右も左もわからず困っていたときに知ったのが、CEOオーディションだった。

「『お前に合ってると思うから、チャレンジしてみなよ』という友人の言葉に背中を押されるカタチでエントリーしました」

博物館を建てたい一心でエントリーしたCEOオーディションだったが、審査が進むにつれ、その心境は徐々に変化していった。

「もっと広い世界を見てみたいと思うようになりました。いくら学生時代に色々なことに挑戦し結果を残してきたとはいえ、私は圧倒的に社会人経験が少ない。CEOオーディションの課題を通じて、イヤというほど自分と向き合いました」

起業するよりもまず先に、社長の元で学びながら成功体験を積んで実績を残すことが必要かもしれないと思うようになった。

「博物館を建てるという夢を諦めたわけではありません。夢の実現にはそれなりのビジネス経験や成功体験が必要だと気づいたんです」

青柳氏が目指す社長像

青柳氏は、夢の実現に向けて頑張る人を応援できる社長になりたい続ける。

「相手の意見にちゃんと耳を傾けられる人でありたいです。私の座右の銘は、決めつけないこと。◯◯だから◯◯すべきと自分の考えを押し付けるのではなく、win-winの関係を築いていきたいですね」

彼の素直な心で人と向き合う姿勢は、どのように形成されていったのか。

「両親の教育と尊敬できる友人の影響が大きいですね。両親と友人のおかげで、相手の立場で考えられようになったと思います。それと同時に、感謝とお詫びの気持ちを忘れないよう心がけています」

先入観をなくすことで本質を見極められるようになるため、仕事がスムーズに進むようになり良好な人間関係を築けるようになると青柳氏は笑顔で話す。

CEOオーディション Challenge Stage 当日のレポート記事はこちら

「CEOオーディション Challenge Stage」を終えた感想

合格者のみが参加できる「CEOオーディション Challenge Stage」へ進み、複数の審査員から支援を表明されていた青柳氏。最後に、「CEOオーディション Challenge Stage」を終えた感想を聞いてみた。

「合格して社長になりたい一心で頑張ってきたので、純粋に嬉しかったですね。当日は緊張して言葉が詰まってしまう場面もありましたが、社長になりたいという思いは伝えられたかなと思います」

青柳氏のプレゼン後には、6名の審査員から支援を表明する札が挙がった。

「先日、支援を表明してくださった方と面談の機会があり、まずは新規事業を担当させていただくことになりそうです。具体的な話はこれからですが、一生懸命取り組んで結果を残したいと思います」

そう話す青柳氏の目はキラキラと輝いていた。

「事業アイデアを持っている方も多く、良い刺激になりました。社長になりたいという同じ志を持った方々、経営者の方々と名刺交換できたことはお金では買えない貴重な経験です。このような素晴らしい機会をいただき、本当にありがとうございました」

CEOオーディションは、2023年から規模を拡大し全国各地で開催する予定となっている。社長になるという目標を実現できるのはもちろん、人脈作りにつながることもCEOオーディションの魅力だ。我こそはという方は、ぜひ挑戦してみてはどうだろうか。 

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